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音楽の考察、仮説、思いつきなど

グルーヴ心理的ゆらされ

グルーヴとは何か?という話題はよくあるやつです。山と里どっち派?とかエフェクターはマルチとコンパクトどっちか?とかよくあるやつです。

正直山と里どっちもそんなでもないけど空気読めない奴と思われないようにどっちか言っておくかとか、マルチ派って言うとイージーな気がするからコンパクト派って言っておくかとか、よくあるやつです。

 

グルーヴについて自分なりに導き出したのは

「強制的に揺さぶられている錯覚を引き起こされてること」

です。

 

強制的は受動的でもいい気がする。

車が走行中に小さな凹凸を超えた時や、海水浴で海面に浮いているときちょっと大きめな波がやってきた時など、抗いようもなく体がグワンと上下動する際の体のうねり感。

それらは実際に物理的に大きく揺らされているのだけど、音楽上ではその感覚を音が持つエンベロープとその配置によって表現し、脳にうねった揺れを想起させ身体が同期を促される状態をグルーヴとすることを私決めたの!

 

ダンスミュージックを聴いてるとノるつもりがないのにノッてきちゃうことがあるのですが、逆に自分からリズムに合わせて体を揺らしてノることもあります。

この受動性と能動性の割合で受動性が勝ってる場合がグルーヴがあると私決めたの!

 

受動性を生じさせるには音が持つエンベロープの違いや、低い音高い音強い音弱い音強い力弱い力電磁気力重力などを駆使して、リズムにダウンアップの波を作り出すことを意識するのが大事だと思っています。

 

シンプルなドラムの8ビートで考えるとダウンビートのバスドラムで重く下に沈み、アップビートのスネアで跳ね上がる、という形で上下動の波を生じさてるイメージです。

これが四拍ともバスドラムのみ、スネアのみとなると上下動の幅がなくなり、その場合自分の脳内のほうで能動的に波を想像してグルーヴを補完することになる…

と結論づけるのは早計で(「…」は「……」と書かないといけないとみたいなルールはあくまで業界ルールみたいなもので個人ブログがそれを守る必要はありません。平仮名で書くべきとされるものをゴリゴリに漢字で書いてもべつに自由)

単一の音色が繰り返される場合でも前述した「エンベロープ」が作用して上下動の波が生じることがあります。

バスドラムであれば

ドッドッドッドッ

ドンドンドンドン

ドゥンドゥンドゥンドゥン

と同じ四音の繰り返しでもそれぞれに波の違いがあり、それはグルーヴの違いになる。

「ドゥン」なんかアタックの後に一度膨らんで波のうねりが生じてるので、便宜上「1音」とはいっても拍の頭の音の16分裏でもう一音鳴ってるみたいな感じありますね!

 

ベースとかプラックとかを拍頭のキックの16分裏で鳴らす表現、ダンスミュージックでよくあります。

個人的にはボールが一度地面にショートバウンドしてから壁に当たったときの「ダダンッ」というあの感じのイメージがあり、これは強制的に震わされてるのような感覚があって面白かっこいいと思っています。

 

こういったことの組み合わせ、それと前回記事で書いた独立した複数の周期性が合わさっていくと心理的なゆらされ感が強まり、グルーヴがトゥゲザー!

 

ぱわー!