slowstoop音楽( ゚д゚) ポカーン

音楽の考察、仮説、思いつきなど

マイクロリディム

マイクロリズムというのがあります。要は通常は譜面では表さないようなすごく細かいリズムということです。

前回紹介したDavid Bruce Composerのスウィングに関する動画の3;20辺りに

Michael Stewartという人(エンジニア?)が1987年10月にSound On Soundという英国の技術系の音楽誌に掲載した記事を元にした話がされています。

ドラムグルーヴのスネアの位置をジャストの位置から僅かに前後にズラすとどのようなフィーリングが得られるかという内容ですね。

日本でも「後ノリ」「前ノリ」「ツッコミ」「溜め」とか言ったりしますが

ちょっと曖昧で解釈の幅があったりと「なんとなく」な話で終始しがちな気がします。

ところが1987年の時点でレコーディングと編集の経験の中で、もう少し具体的な知見を得た人がいて記事にもなっていたんだなあという。

 

 

同じチャンネルのマイクロリズムについて扱った動画もあります。

www.youtube.com

 

こんなマニアックなリズムいつ使うの?って思う人もいるかもしれないけど

DTM界隈、近年はJ・ディラディアンジェロのVoodooで提示されていたリズムのズレからくる気持ちよさへの認知度が高まって、ちょっとピークはもう過ぎて、ある程度噛み砕き始めているといった状況な気がします。とにかくズラせばいいのではなくて、フィーリングが良いポイントを認識してコントロールしようというような。

これは打ち込みにしても楽器演奏にしてもです。